大人の矯正

大人の矯正

いつから大人の矯正?

全ての歯が大人の歯に交換したら大人の矯正(二次矯正)の対象になります。成人してからという意味ではありません。成人はもちろん対象ですが、早い子だと10歳くらいには全ての歯が大人の歯に代わります。ご自身やお子様が大人の矯正の範囲か、わからない場合は一度ご相談ください。

Q:子供の矯正(一次矯正)との違いは何ですか?
A:子供の矯正は主に前歯の矯正になります。大人の矯正は上の歯も下の歯も、前歯も奥歯も綺麗に治す治療法です。

Q:成人してからでも矯正治療ができるのでしょうか?
A:できます。矯正治療というと子どもがするものと思われる方もいるかもしれませんが、成人になってもきれいに治すことができます。当院では10代から20〜30代の方が多いですが、シニア世代の方もきれいに治されています。

大人の矯正(二次矯正)の良いところ、悪いところ

■良いところ
  • 歯並びが整うことにより、咀嚼しやすくなります。
  • 咬む力が分散され、特定の歯への負担が軽減されます。
  • これにより、歯全体の寿命が伸び、将来入れ歯になる可能性が低くなります。
  • 口元の審美性が整います。
■悪いところ
  • 歯根が短くなることがあります。
  • 歯肉が退縮することがあります。
  • 保険外診療なので、全額自己負担になります。

治療方法

治療の方法は大きく分けてワイヤー矯正とマウスピース矯正(アライナー矯正とも言います)に分けられます。さらにワイヤー矯正は表側ワイヤーと裏側ワイヤーに分けられます。どの方法で行うかは歯の動きやすさ、どの方法が早く綺麗に治るか、患者さんのご希望によって決められます。

ワイヤー矯正

■表側矯正

歯の表側にワイヤーとブラケット(ワイヤーを止める器具)をつけて歯を動かす治療法です。通院間隔は4週間から6週間ごと、治療期間は概ね3年程度です(個人差あり)。

◆良いところ
  • 取り外しする必要がないので、持続的に歯が動いていきます。
◆悪いところ
  • 歯磨きに時間がかかります。
  • 口内炎ができることがあります
■裏側矯正

歯の裏側にワイヤーとブラケットをつけて治す治療法です。表側矯正と治療間隔、治療期間は変わりません。一回の診療時間は60分程度かかります。上の歯は裏側、下の歯は表側ということもできます(ハーフリンガル法)

◆良いところ
  • 表側矯正に比べて目立ちにくいです。
◆悪いところ
  • 一回の診療時間が長くかかります。
  • 舌炎ができることがあります。
■マウスピース矯正

取り外し可能な透明のマウスピースをはめて歯を治すやり方です。1日22時間以上の装着が必要です。治療期間は表側矯正と変わりませんが、通院間隔は2ヶ月から3ヶ月ごとになります。

◆良いところ
  • 透明なので目立ちません。
  • 外して歯が磨けるので衛生的です。
◆悪いところ
  • 装着を忘れると歯が動きません
  • 奥歯が噛み合わなくなるといった問題が取りざたされています

Q:マウスピース矯正を始めたら、奥歯が噛まなくなってしまって困っています
A:マウスピース矯正によって最近よく報告されている副反応です。当医院では専門医の技術を生かし、しっかり噛み合うようになるまで治療を行います。

治療費用(概算 税別)

  • 表側矯正・・・¥85万~¥90万
  • 裏側矯正・・・¥125万
  • ハーフリンガル・・・¥115万
  • マウスピース矯正・・・¥104万

Q:分割払いはできるのでしょうか?
A:お支払いは一括か分割(2年24回払い、金利手数料¥0)をお選びいただけます。毎回の処置料はかかりません。また、噛み合わせの治療は医療費控除の対象となるため、税金の給付が見込めます。

Q:どこの矯正歯科にかかったらいいか悩んでいます
A:日本矯正歯科学会や、日本臨床矯正歯科医会では、学会の認定する専門医が常勤する医療機関での治療を推奨しています。歯並びの治療が終わったので噛み合わせの治療は矯正専門医に行ってくださいなどと言われたという話を聞きますが、それなら最初から矯正専門医にかかられた方がいいでしょう。

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